「核政策に対する考えを直接お会いしてお聞かせいただけないでしょうか」
そんな依頼文を国会議員に送り、
アポイントが取れると議員を訪問。
そしてユーチューブなどで、インタビューを公開。
そんな活動を続けている「カクワカ広島」。
名前には、「核」兵器の問題を
「若」者が考える、「わか」ってほしい、「沸か」せたいという意味も。
高校時代から平和活動をしている人もいますが、
多くは別の仕事を持つ普通の若者たちです。
結成のきっかけは、
2017年に国連で成立した「核兵器禁止条約」でした。
被爆者の悲願ともいえる条約ですが、日本は、参加していません。
まず依頼したのは、広島選出の衆議院・参議院の現職議員14人。
アポイントがとれた順に始まったインタビュー。
主に野党議員からは、核兵器禁止条約を批准すべき
という返事が返ってきます。
外務省は「安全保障の観点が踏まえられていない」
「核保有国と非保有国を分断している」といった理由で、
参加しないとしています。
与党議員からは
この公式見解に沿った意見が出続ける可能性があるのです。
答えは変わらないまでも、なんとか公式見解を崩したい。
様々な切り口の質問で国会では言わない本音が出てきました。
与党議員も、政府見解とまるっきり同じなわけではないようです。
この1年間、質問を続けてきた「カクワカ広島」。
与党議員でも、それぞれ違う意見があるということが見えてきました。
「カクワカ」の挑戦は、議員の議論も沸かせていくはずです。
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2020年3月27日放送
※掲載された情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。
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