9回137球、13奪三振の力投も、勝利にはつながらなかった。この日が18歳の誕生日。初回1死一塁で回ってきた第1打席前には、ハッピーバースデーの曲で祝福された。「誕生日だったんで、勝てるかなと思ったんですけど。そんな簡単じゃないですよね」と目を潤ませた。
新チームになって昨秋、今春と連続して地区初戦で公立校に敗退。今春から投手に専念も、結果はともなわなかった。最後の夏に向け「動画で研究されるかもしれないから」と実戦で使っていなかったチェンジアップ、カットボールの精度を磨き、配球に加え、地区予選を突破。この日は最速143キロの直球に「3日前に覚えた」フォークも駆使し、8回までは毎回奪三振と、爪痕を残した。
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