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伊藤沙莉、ギャラクシー賞受賞を実感 「好きなお芝居を続けていけたら」と決意新た



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 女優の伊藤沙莉さんが、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第57回ギャラクシー賞」(主催:放送批評懇談会)のテレビ部門で個人賞を受賞し、東京都内で8月3日に開催された贈賞式に出席した。「今日ここにくるまで賞をいただいたという実感がまったくなくて、今緊張しちゃっている」と本音をのぞかせつつ、「これからも皆さんにまだ見せ切れていない、いろいろな伊藤沙莉を見せられたら」と今後の更なる飛躍に向けて決意を新たにしていた。

 伊藤さんは昨年度、アニメ「映像研には手を出すな!」(NHK)で声優を務めたほか、連続ドラマ「これは経費で落ちません!」(同)、「ペンション・恋は桃色」(フジテレビ)、「全裸監督」(Netflix)、 ドキュメンタリー番組「反骨の考古学者 ROKUJI」(NHK)などに出演。伊藤さんは、「賞をいただくきっかけになった作品はたくさん思い出がある作品が多い」と切り出し、「特に『映像研には手を出すな!』は人生で初めてテレビアニメの主人公の声をやらせていただき、未知の世界でしたが、すごく楽しんでできた。こういう(受賞の)きっかけになったのは本当にありがたくうれしく思っております」と感謝の言葉を口にした。

 続けて、「賞をいただいたり作品やお芝居をほめていただいたりしたときにいつも思うのが、たくさんの人たちに支えられているなということ」と話し、「今この場に立てていること、今できている仕事はすべていろいろな人に支えていただいてできていることだと思う。当たり前のことですけど、そういう当たり前のことを忘れずに、常にいろいろな人への感謝の気持ちを忘れずに好きなお芝居を続けていけたらいいなと思います」と語った。

 「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を表彰するために1963年に創設。今回は、志賀信夫賞に樋泉実さん、マイベストTV賞第14回グランプリに俳優の西島秀俊さん、内野聖陽さんがダブル主演を務め2019年4月期に放送された連続ドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京)、テレビ部門の特別賞に「ゲゲゲの鬼太郎」(フジテレビ)第6期が選ばれた。

 この日は、ラジオ部門のDJパーソナリティ賞を受賞したお笑いコンビ「爆笑問題」、フロンティア賞に選ばれた「神田伯山ティービィー」の講談師の神田伯山さんらも出席した。