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6月20日 渋野日向子の全英AIG制覇は出場権が最大の鬼門だった!?【現場記者の“こぼれ話”】

6月20日渋野日向子の全英AIG制覇は出場権が最大の鬼門だった!?【現場記者の“こぼれ話”】
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内だけでなく世界各国で中止が余儀なくされているゴルフトーナメント。なかなか試合の臨場感を伝えることができない状況が続いています。そんな状況のなか、少しでもツアーへの思いを馳せてもらおうとツアー取材担当が見た選手の意外な素顔や強さの秘訣、思い出の取材などを紹介。今回は全英前のバタバタ劇について。

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一年前の「アース・モンダミンカップ」は本当にバタバタでした。大会終了後に第一回リランキングがあり、賞金ランキング5位までの選手に「全英AIG女子オープン」への出場権が決まるわけですが、何せ賞金総額2億円(優勝3600万円)という当時のツアー最高額の試合。全英には30名近い選手が可能性を残し、リランキングに至ってはその時点で獲得賞金がゼロの選手でも単独12位に入れば、2018年度の実績でいえばリランキング40位のボーダーである320万円を獲得できるという、まさに誰がどこから来るか分からない状態でした。

さらに例年にない部分でいえば、賞金ランキング上位勢がこぞって全英出場の意思を示したことです。例年では上位勢でも出場を見送る選手が何人かおり、“どこまで繰り下がるか”を確認するという大変さがあったのですが、今回に限ってはほぼ全員が「行きたい」と口にしており、開幕前の状況は以下の通りでした(比嘉真美子プロは出場権を持っていました。申ジエプロもも持っていますが日本ツアー賞金ランキングの資格が優先)。