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『夏の砂の上』田中圭コメント



『夏の砂の上』

【作】松田正隆 
【演出】栗山民也
【出演】田中圭 西田尚美 山田杏奈
    尾上寛之 松岡依都美 粕谷吉洋 
    深谷美歩 三村和敬

2022年11月3日(木・祝)~11月20日(日) 世田谷パブリックシアター
2022年11月26日(土)~11月27日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
2022年12月3日(土)~12月4日(日) メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) 演劇ホール
2022年12月10日(土)~12月11日(日) 刈谷市総合文化センター 大ホール
2022年12月16日(金)~12月17日(土) まつもと市民芸術館 主ホール

▼公式HP

『夏の砂の上』

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抗いようのない悲哀や乾きが滲む
松田正隆の読売文学賞作品を、栗山民也が現代に投げかける

劇作家・演出家の松田正隆が、自身の生まれ育った長崎を舞台に描き、1999年読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞した代表作のひとつ『夏の砂の上』を、現代日本演劇界を代表する演出家・栗山民也が立ち上げます。

主人公・小浦治を演じるのは田中圭。真摯な演技を高く評価された『CHIMERICA チャイメリカ』から3年ぶりに栗山演出に挑みます。夫を捨て家を出ていく妻・恵子を演じるのは、舞台や映像作品で唯一無二の存在感を発揮する西田尚美。若手実力派として映像作品に多く出演する山田杏奈は、本作品が初の舞台出演となります。
さらに、新時代のバイプレイヤーとして注目される尾上寛之、第55回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した実力派の松岡依都美、また舞台を中心に活躍し演出家が信頼を寄せる粕谷吉洋、深谷美歩、三村和敬と、豊富な舞台経験を持つ俳優が揃いました。

積み重ねられる会話からあぶり出される登場人物たちの繊細な心模様を、栗山民也と実力派俳優陣が現代に描き出します。どうぞご期待ください。

<あらすじ>

ある地方都市、坂のある街。
坂にへばりつく家々は、港を臨む。
港には錆びついた造船所。
夏の日。

造船所の職を失い、妻・恵子に捨てられた小浦治のもとに、家を出た恵子が現れる。恵子は4歳で亡くなった息子の位牌を引き取りに訪れたのだが、治は薄々、元同僚と恵子の関係に気づいていた。
その時、治の妹・阿佐子が16歳の娘・優子と共に東京からやってくる。阿佐子は借金返済のため福岡でスナックを開くと言い、治に優子を押し付けるように預けて出て行ってしまう。
治と優子の同居生活が始まる。