2019年に『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』を発表した今泉力哉監督の最新作『his』。自らのセクシャリティを隠して田舎で一人暮らしをしている迅を演じた宮沢氷魚、離婚調停中の妻との間にもうけたひとり娘を連れて突然、迅の前に現れたかつての恋人・渚を藤原季節が演じる。
迅と渚の恋愛を軸に、親権をめぐる法廷劇、シングルマザーの過酷な現状、様々な価値観を受け入れる包摂性など、豊かなテーマと真摯に向き合った作品について、主演2人に話を聞いた。
──作品のストーリーやテーマについて聞かれた時にどう思われましたか?
藤原:LGBTQなどを題材にした作品が今、世の中に多くなってきてる。(宮沢に)確かに多かったよね。
宮沢:増えてきたと思う。でも、何て言うんだろう、きれいなところだけをピックアップして作品を作ってるものも多い。
藤原:美化したりね。
宮沢:それでいいとは思うし、ある種のエンターテインメントとしては成立してると思うけど、やっぱりそこにリアルさを追求したら、また違った作品になると思う。『his』はそういう意味でも、同性愛者が感じるつらさというか、壁をリアルに表現してるな、とすごく感じました。
藤原:僕も同じです。同性愛者の人たちが直面する壁や障害みたいなものは排除して、美しい世界というか、夢のような世界を作品にしてるものが多いんですけど、『his』は同性愛者だからこそ直面する壁みたいなものを正面から描いた作品だなと思う。確かに「なんだ、またか」という見方をされてる方は多いです。今回、予告編もネットで結構再生されてて、1週間で20万回超えてて。
宮沢:すごいよね。
藤原:そこに付けられたコメントを読んでいると、いろんな言葉もいただいていて。それも読んだうえで、その人たちにどう作品を見てもらえるかということも、僕らの役割だという気持ちでいます。
宮沢:映画がクランクアップしてからが僕たちにとって、この仕事におけるパート2の部というか。より多くの人に見てもらいたいです。
藤原:そう。その気持ちがこの作品は特に強くて。今までは、作品を撮って完成すると役者としての仕事が終わった感覚がありました。僕はこの作品を生き切ったから、と胸を張るような。言ってしまえば、見てもらえなくても作品は残るし、僕はやったぞという気持ちでいることあったんですけど、この作品は本当に多くの人に見てほしい。渚とか迅とか、登場人物が愛されてほしいという気持ちがものすごく強いです。
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・全力の宮沢氷魚が泳いで駆ける!!/大塚製薬「ボディメンテ ドリンク」WEBムービー
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