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佐野勇斗&山田杏奈&眞栄田郷敦、恩師からのサプライズ手紙に落涙「ヤバいっすね…」 言葉にならないこみ上げる想いに涙する観客も… 映画『小さな恋のうた』公開記念舞台あいさつ



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 男性7人組ボーカルダンスグループ・M!LKの佐野勇斗、俳優の森永悠希、眞栄田郷敦、鈴木仁、女優の山田杏奈、トミコクレアが25日、都内で映画『小さな恋のうた』の公開記念舞台あいさつに登壇。楽器指導を受けた恩師からの手紙に佐野や眞栄田は男泣きした

 同作は、2001年にMONGOL800がリリースした名曲「小さな恋のうた」に込められたメッセージを導き出し描く青春映画。実際にバンドを結成し、メンバーはリードボーカルを佐野、ベースを鈴木、ドラムを森永、唯一の女性メンバーである山田、さらに新田真剣佑の弟で、今作で役者デビューを飾る眞栄田がギターを担当する。

 舞台あいさつの終盤にMONGOL800のサポートメンバーでもあり、キャストの楽器指導などを務めた宮内陽輔からのサプライズの手紙が届けられた。楽器初心者だったメンバーの成長を称える内容で、登壇者の目は次第に真っ赤に。「郷敦くんは初めてのお芝居だったから『せめて楽器だけは1番、上手じゃなきゃいけない』と思っていたんだよね。毎回、驚くほど上達してくるから自主練をものすごく頑張っているんだな、といつもうれしかったよ。郷敦くんの真っ直ぐな情熱が、このバンドのエンジンのようになっていたと思う」というメッセージに、眞栄田はこらえきれずに大粒の涙が頬を伝った。

 山田には「ギターを覚えるだけでも大変なのに最終的なお芝居のことを見据えながら練習しているのが伝わってきて、すごいなと関心しました。歌は最初から文句のつけようがなく素晴らしかったです」と称賛。眞栄田と同じく涙が止まらなかった。

 佐野へは「お調子者キャラなのは間違いないんだけど、その何倍もみんなを気遣ってくれる。誰も1人にさせないという優しさが人一倍強い。どんなに調子が悪い日でもバンドの音が鳴り出したら全力で歌って引っ張ってくれる。決して分かったふりしないで『マジで分からないです』と遠い目をしていた、あの日を僕は忘れません。『ちゃんと歌えてますか』という心配をいつもしているけど、あなたが全力で歌っているときは、いつだって大正解です」という温かい言葉が。そして最後は「みんな、よく頑張ってくれました。僕からは超特大のはなまるを贈りたいと思います。それぞれのキャラクターも成長ぶりも、とても愛おしいです。愛してます、とっても」と締めくくられた。

 全てを聞いた佐野の目にはあふれる涙が止まらず。涙を拭いながら佐野は「ヤバいっすね…、ちょっと」と一言。「陽輔さんは、すごく大きな存在。陽輔さんが、いるからこそ頑張ろうと思えた」と声を詰まらせながら感謝の言葉を口にした。そこまで話したところで言葉を紡げず、森永が後を引き継ぎ「メンバーにとって大きな存在だった。熱意をもってやってくれた。講師―ズ(講師3人)がいなければ、こういうバンドになれなかった」と熱い思いを代弁していた。

 同作の企画・プロデュースは沖縄出身でMONGOL800の映像作品を手がけてきた山城竹識氏。メガホンを取ったのは『羊と鋼の森』(18年)『雪の華』(19年)で知られる橋本光二郎監督。物語の舞台は沖縄の小さな町。ある高校生バンドが東京のレーベルからスカウトを受けて、プロデビューが決まっていたが、彼らに1台の車が突っ込み、バンドは行き先を見失ってしまう。そこに、1曲のデモテープと米軍基地に住む1人の少女が現れ、止まっていた時計の針が前に進んでく。

 舞台あいさつには橋本光二郎監督も参加した。

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