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女優の福田麻由子さんと伊藤沙莉さんが2005年放送の連続ドラマ「女王の教室」(日本テレビ系)以来、約15年ぶりに共演した連作長編映画「蒲田前奏曲」(10月16日公開)の予告編が7月30日、公開された。映画は、売れない女優・蒲田マチ子(松林うららさん)を中心に巻き起こる物語を4本の短編で描き、福田さんと伊藤さんは「第2番『呑川ラプソディ』」に出演。予告編では、マチ子、麻里(福田さん)、帆奈(伊藤さん)ら大学時代の友人5人が仲良く歩く姿や、麻里が左手薬指に付けた指輪を見せながら「結婚します!」と笑顔を見せるシーンなどが収められている。
福田さんは「私が演じた麻里という女性の切実な気持ちに触れたときに、自分が今まで知らなかった生き方を一つ知った気がしました。必死に生きている女性たち一人一人がいとおしい作品です」とコメントしている。
「蒲田前奏曲」は、映画「飢えたライオン」で主演を務めた松林さんがプロデュースを務め、自身の出身地である東京・蒲田を舞台として描いている。4本の短編は、穐山茉由監督・脚本の「第2番『呑川ラプソディ』」のほか、中川龍太郎監督・脚本の「第1番『蒲田哀歌』」、安川有果監督・脚本の「第3番『行き止まりの人々』」、渡辺紘文監督・脚本の「第4番『シーカランスどこへ行く』」。
「第1番『蒲田哀歌』」には松林さん、古川琴音さん、須藤蓮さん、「第2番『呑川ラプソディ』」には伊藤さん、福田さん、松林さん、川添野愛さん、和田光沙さん、葉月あさひさん、山本剛史さん、「第3番『行き止まりの人々』」には松林さん、瀧内公美さん、大西信満さん、吉村界人さん、二ノ宮隆太郎さん、近藤芳正さん、「第4番『シーカランスどこへ行く』」には久次璃子さん、渡辺紘文さんが、それぞれ出演する。
「第1番『蒲田哀歌』」で野口セツ子を演じた古川さんは「撮影前も中も後も、ちゃんと中川監督の持つイメージを表現できたのか、とても不安でした。台本を初めて読んだ時、セツ子の掴みどころのなさや、物語の制限のなさにしばらく混乱していましたが、監督から映像詩というヒントをもらって、幽霊なのだからその名の通り漂ってみようと思いました。短い期間で作りあげた作品ではありますが、チャレンジの多い作品になりました。お客さんの感想が全く想像つかず、どきどきしています!」と語っている。