俳優の米倉涼子、遠藤憲一らが14日、都内で行われたPrime VideoのAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(17日より世界配信開始)の完成披露イベントに出席した。
「第10回開高健ノンフィクション賞」を受賞した佐々涼子氏の書籍を原作に、国境を越えて故人を遺族の元へ送り届ける実在するスペシャリストの姿を描いた“一話完結”のヒューマンドラマ。世界中で誰もが逃れられない“生と死”をテーマとする本作は、羽田空港にあるエンジェルハースという会社が舞台。主人公・伊沢那美(米倉)率いるエンジェルハースの個性豊かな国際霊柩送還士たちが、大切な人を失った遺族に最期のお別れをする機会を設けて、前を向いて今後の人生を歩んでもらえるよう、さまざまな問題に立ち向かっていく姿を描く。
米倉が演じるエンジェルハースの女社長・伊沢那美は、短気で口が悪いけれど、仕事には人一倍思いがあり、不屈で前向きな精神で仕事に打ち込む女性。思ったことをバンバン言葉にするザ・姉御肌な性格だが、仕事になると遺族にしっかり寄り添い、ともに涙する情に厚い一面もある。
「今回、羽田空港で実際に働いてる皆さんにお会いすることができた」と役作りの過程を明かした米倉は「どのようにしてご遺体に思いを乗せながらお仕事をしているのか。基本的なことからいろいろとお伺いしました。とにかく一人でも多くの方に“国際霊柩送還士”という職業の方がいるんだと伝える。その使命感を持って演じました」と胸を張った。
那美の上司であるパワフルで強面な会長・柏木史郎役の遠藤は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)をはじめ、共演歴の深い米倉の印象を改めて聞かれると「皆さんもそうだと思いますが、最初の印象は美人で明るくて華やかというのが全面に出ている方。でも実は、誰よりも表現に対するのこだわりがすごいんです」と語る。
続けて、今作のエネルギッシュな役どころも「言葉悪いかもしれないけど、ものすごいパワフルなおばちゃんをがっつり演じきった」と称賛し「『ドクターX』ではずっとクールな役柄だったので、溜め込んでいたものが全部解放されたんだと思う。そこをぜひ楽しんでほしい」と笑顔で呼びかけていた。
イベントにはそのほか、松本穂香、城田優、野呂佳代、徳井優が出席した。終盤には、サプライズで国際霊柩送還に携わる人たちからVTRメッセージが寄せられ、次々に感謝や労いの言葉をかけられた米倉は「ありがとうございます」と喜びをかみ締めていた。
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