2014/10/18収録
平野 啓一郎(作家)
大澤 真幸(社会学者)
7年ぶりのエッセイ&対談集『「生命力」の行方——変わりゆく世界と分人主義』を刊行した平野啓一郎氏。本書収録の対談で、震災半年後の日本社会について語り合った社会学者の大澤真幸氏と、今、私たちの社会に何が起きているのか、現代を生きるための希望とは何か、ふたたび対談していただきます。
【講師紹介】
平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)
作家。一九七五年、愛知県生まれ。北九州市で育つ。京都大学法学部卒業。九八年、「日蝕」でデビュー。同作で第一二〇回芥川賞を受賞。二〇〇九年、『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『ドーン』で第一九回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。ほかの著書に、小説『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『顔のない裸体たち』『あなたが、いなかった、あなた』『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』『透明な迷宮』などのほか、エッセイ『文明の憂鬱』『モノローグ』『私とは何か——「個人」から「分人」へ』、対談集『ディアローグ』などがある。
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大澤真幸(おおさわ・まさち)
社会学者。一九五八年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。思想誌『THINKING「O」』主宰。二〇〇七年、『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎との共著)で新書大賞2012を受賞。ほかに『不可能性の時代』『社会は絶えず夢を見ている』『近代日本のナショナリズム』『夢よりも深い覚醒へ』『思考術』『<世界史>の哲学』など著書多数。共著に『おどろきの中国』『ゆかいな仏教』などがある。最新刊は『<問い>の読書術』。