8日午前、鹿児島市の活火山・桜島の昭和火口で5年ぶりに噴火が発生しました。
午後3時前、垂水市海潟から捉えた桜島です。山腹にある昭和火口から噴煙が噴き出し、みるみるうちに山の斜面を覆っていきます。
気象台によりますと8日午前10時52分、桜島の昭和火口でごく小規模な噴火が発生し、その後も2回、昭和火口で噴火が観測されています。
昭和火口は南岳山頂火口の東側にあり、昭和火口の噴火は約5年ぶりです。
火山が専門の京都大学、井口正人教授は「昭和火口と南岳山頂火口は共通のマグマだまりからマグマが供給されていて昭和火口では2022年12月から火山ガスの噴出量が増加傾向にあり、噴火の準備はできていた」としています。
桜島では1月14日ごろから山体膨張を示す緩やかな地殻変動が引き続き観測されていて、噴火警戒レベルは入山規制の3が継続しています。
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