◆三浦春馬先生が47都道府県を旅して出会った様々な“日本製” あらためて見直したい、日本の良さを紹介!
★京都府 伝統工芸ユニットGO ON(ごおん)
西陣織・竹工芸・木工芸・京金網・朝日焼・茶筒。京都を代表する6つの工芸品の若手後継者6人により2012年に結成された。その中の1つ【京金網】、平安時代から続く伝統工芸で、手作業で美しい六角形を針金で組んでいく。
これまで作ってきた豆腐すくいや茶こしだけでなくコーヒードリッパーやバングルなど若い人も手に取りやすい商品を作っている。
時代を経て、異なる味わいに変化していく【茶筒】では、パスタ缶や珈琲缶など現代の人々のライフスタイルにあった新製品を開発。茶筒に見えるスピーカーなどGO ONが手掛ける作品は海外からも高い注目を集めている。
★岩手県 漆・漆器
岩手県で訪れたのは漆(うるし)の産地・浄法寺。漆とは、ウルシの木の樹液のこと。お椀や箸など、漆器の塗料として使われており、ヨーロッパでは漆器そのものが「japan(ジャパン)」と呼ばれ、愛されている。漆を塗った器は、漆を固めるために漆風呂と呼ばれる常に湿度およそ80%に設定された部屋で乾燥させる。浄法寺の漆器の特徴の1つは、使えば使うほどツヤが出て経年美化を楽しめること。毎日漆器で食べて洗って拭いて、繰り返すことが大切。
★群馬県 高崎だるま
『高崎』はだるまの名産地。だるまといえば「赤」のイメージだが、今はピンクや黄色・青など、色とりどり。
高崎だるまは、眉毛は鶴、髭は亀という縁起の良い2つの動物を型どっていて別名“福だるま”“縁起だるま”とも呼ばれている。
★徳島県 藍染め BUAISOU(ぶあいそう)
普通、染料を作る人と生地を染める人は分業ですが、BUAISOUでは原料の藍の栽培・染料作り・染色・デザイン・制作まで一貫して全てまかなっている。普通は藍染めをしない焼き物に藍を入れるなど伝統を守りつつ柔軟な発想の作品を発表している。
★滋賀県 和ろうそく
普段よく見かける洋ろうそくは、芯の部分が糸で、溶かした蝋を型に入れて作るが、和ろうそくは、和紙にい草を巻きつけ、真綿で固定した太い芯の周りに手で蝋を塗る「手掛け(てがけ)」という工程がある。蝋の温度は、およそ40度。手際よく作業しなければ固まってしまうため、時間との勝負。この作業を何度も繰り返し、蝋を塗り重ねて、太いろうそくにするため断面が層になっているのが特徴の1つ。
◆47都道府県を旅して出会った様々な“日本製”を通して
若い世代が次世代につなげるために、いろんなアイディアを出し、地域のために働きかけている姿が印象的。
職人さんたちの作品を使うことによって伝統の継承を手助け出来ていけたら素敵だと思う。
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