世界的建築家の安藤忠雄さんが熊本県に寄贈する『こども図書館』。5日俳優の宮崎 美子さんが名誉館長に就任しました。
『こども図書館』は、建築家の安藤忠雄さんが熊本の未来を担う子供たちに豊かな感性や想像力を育んでもらいたいと熊本市中央区の水前寺江津湖公園内に設計、建築し、完成後に熊本県に寄贈するものです。
県では、こども図書館の正式名称を『こども本の森 熊本』とする条例案を今議会に提出しています。
5日は名誉館長に就任する熊本県出身で俳優の宮崎美子さんが県庁を訪れ、蒲島知事から委嘱状が手渡されました。
【宮崎美子さん】
「子どもの時に本を手にするその重さや紙の匂い、手触り、開くときのワクワクなど体全体で味わって楽しいなと。新しい世界が始まるなと。そういう感動を子供たちが体験する場所が『こども本の森 熊本』になってくれればいいな」
こう述べた上で、オープン後は「子供たちと一緒に本を読むイベントなどを行っていきたい」と話しました。
『こども本の森 熊本』は、企業や個人からの寄付金や寄贈される本を活用し運営するということで、絵本や児童書を中心に1万冊を揃え、来年春にオープンする予定です。