ANIME

反原発16.9.30・誰にあげよう糸瓜の水をとります



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標題は、山頭火「山行水行」より

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反核発電・反戦争法制 抗議行動
2016.9.30 寸描
国会前清志郎通りから世界へ
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アルカイダーズのテーマ
長間敏 & 神田春
(心斎橋 クラブ クアトロ)

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ここのところ毎夜、玄関灯の下で立派な体躯のカマキリ一匹がじっと餌の近づくのを待って固まっている。そんなカマキリを横目にジンロックを舐めながら地べたに座って野良と話をしている。ふと、アルカイダーズのあのテーマが浮かんだ。政府軍に封じられた市井の人びと、病院、学校、いたいけなこどもたちが毎日のように空爆されているいまのアレッポを思えば、アメリカに仕立てられ、裏切られ、袋叩きの憂き目を見た「テロリスト」たちを「山岳地帯」で象徴できた当時のようなパロディには、たとえ構造はまったく同じでも、とてもいまは踏み込めないよな。と、闇の新月に遊ぶ長間敏に話しかける… オイラの寝ぼけたひとりごとに野良たちはいつだって腹を見せてゴロゴロ同意してくれるけど、固まったように動かないカマキリもそんときは、首をほんの数ミリひねって「そりゃそうだな」と同意してくれたように見えた。だけどそれはジンに漬かったオイラのアタマが軽い脳しんとうを起こしたってことなんだな、きっと。それにしてもさ、近所の人にカボチャとかジャガイモとかもらったりしてさ、秋っぽさを舌で感じるようになってくるとね、もう一度だけでいいから、あのもじゃもじゃヒゲの長間敏、月からひょいとこっちに降りてきて一発ぶちかまして欲しくなるん、だよ。ちくしょう!旨い酒が飲みてぇー!