俳優の池松壮亮(33)が4日、都内で行われた映画『白鍵と黒鍵の間に』初日舞台あいさつに登壇した。役作りのための習い事を3つ同時並行していたことを明かした。
今作は、池松が一人二役でピアニストにふんし、半年かけて練習した「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を劇中で演奏することで話題に。その腕前について森田は「撮影以外のときもピアノに触れられていて。すごいなと」と、驚きを伝え、サックス奏者で今作が映画初出演の松丸契も「音楽の核を捉えた演奏で感動しました」と大絶賛だった。
そんな中、作品にちなみ「自分は今、何をやっているんだ?」と思ったことを問われると、池松は「割と日常的に思っています」と吐露。「(今作に向けて)ピアノの練習を半年間させてもらっていたんです。その期間になぜかフィギュアスケートとボクシングを3つ同時に習っていたんです」とさらりと告白。「僕、仮面ライダーをやった後、(役で)うんこ運びをしていたんです。その後、ピアノを触っていたんです」と重ね、「何をやってるんだろうと思いました」と戸惑いつつ、会場を驚かせた。
並行していた習い事の成果を問われると「それぞれが伸び悩んでました」と謙そん。プロ根性に会場からは拍手が送られた。
物語の舞台は昭和末期、夜の街・銀座。ジャズピアニスト志望の博が場末のキャバレーで、ひょんなことから「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏するが、その曲が大きな災いを招くことになる。
“あの曲”をリクエストしていいのは銀座界隈を牛耳るヤクザの会長だけで、演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト・南だけだった。これは、夜の銀座の“暗黙の掟”。掟(タブー)を破った博と、それに巻き込まれる南。2人のピアニストの運命と銀座の夜が大きく狂い始める。
イベントには、仲里依紗、冨永昌敬監督も登壇した。
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