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磯村勇斗主演 「佐々木、イン、マイマイン」の内山拓也監督の商業長編デビュー作 「若き見知らぬ者たち」特報



2024年10月11日より劇場公開される、磯村勇斗主演、「佐々木、イン、マイマイン」の内山拓也監督の商業長編デビュー作「若き見知らぬ者たち」の、2種類のメインビジュアルが公開された。真っ青な空の下で、磯村勇斗演じる主人公の彩人が銃口を自らのこめかみに向けて苦悶(くもん)の表情を見せる姿と、疾走する姿が捉えられている。

 あわせて公開された特報は、青い空の下でひたすら自転車をこぐ主人公・彩人が映し出されたあと、「ひとりの名もなき若者が死んだ。」のテロップと、「彩人、死んじゃった」という衝撃的なセリフで始まる。その後、まっすぐ伸びた廊下を歩く2人の警官の後ろ姿、雑然としたキッチンで食事をとる一家、うつろで生気のない青年、くちづけを交わす男女、陽気に騒ぐ若者たち、夜の闇を切り裂くパトカーの赤色灯、頭を抱えてうずくまる女、いら立つ男、そして銃のハンドサインをむける彩人の弟・壮平の姿が次々と連なり、夜の帳が下りる街並みを背景に「何が彼を殺したのか―。」のコピーが映し出される。
 
 「若き見知らぬ者たち」は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている風間彩人(磯村勇斗)を主人公とした作品。同居する彩人の弟・壮平(福山翔大)も、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として練習に明け暮れている。息の詰まるような生活を送りながらも、彩人は恋人の日向(岸井ゆきの)との小さな幸せをつかみたいと考えている。しかし、彩人の親友の大和(染谷将太)の結婚を祝う宴会の夜、彼らのささやかな日常は思いもよらない暴力によって奪われてしまう。
 
 「ケイコ 目を澄ませて」で日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのが演じるのは、彩人の恋人である日向役、。看護師として日々忙しく働きながらも、彩人の母親を献身的に世話をする姿を繊細に演じる。彩人とは高校時代のサッカー部仲間で、1児の父親となった彩人の親友・大和役を染谷将太が務める。ほかに、彩人の母親・麻美役に霧島れいか。傲慢(ごうまん)な態度で街を取り締まる警察官の松浦役に滝藤賢一、元キャリア組の警察官で、彩人たちの亡くなった父親・亮介役に豊原功補が顔をそろえる。

【作品情報】
若き見知らぬ者たち
2024年10月11日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
配給:クロックワークス
©2024 The Young Strangers Film Partners