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“恋人”宮沢氷魚の目線で捉える小松菜奈の物語「ムーンライト・シャドウ」×小袋成彬『Parallax』コラボMV



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女優の小松菜奈が主演する映画「ムーンライト・シャドウ」(公開中)と、小袋成彬「Parallax」のスペシャルコラボMVが公開された。

1988年刊行、世界30か国以上で翻訳され、社会現象ともいえる大ヒットを博した吉本ばなな著「キッチン」に収録される短編小説「ムーンライト・シャドウ」は、吉本自身も「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語る作品で、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い。そんな吉本ばななの原点とも言える名作ラブストーリーが、33年の時を経て映画となって生まれ変わる。映画化にあたり、主人公・さつきを本作が初の長編映画単独主演となる小松、そしてさつきの恋人・等役を宮沢氷魚が演じ、以前から原作のファンだったというマレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督がメガホンを取り、これからのアジアを牽引するフレッシュかつ実力あるキャスト・スタッフが集結した。

本作のコラボレーションソングとして起用されたのは、2018年に宇多田ヒカルをプロデューサーに迎え、アルバム『分離派の夏』でメジャーデビュー、現在はロンドン在住で、アーティストとして活動する傍ら、プロデューサー、作家としてもマルチに活躍する小袋成彬による「Parallax」。彼の研ぎ澄まされた感性が生み出す、どこかノスタルジックで世の理を示すような洗練された音楽は、“喪失”と“再生”をテーマに描く本作の世界観ともマッチしており、情報解禁後も奇跡のようなタッグに歓喜の声があがった。

そしてこの度、本作と小袋成彬「Parallax」とのスペシャルコラボMVの映像が解禁となった。公開を記念して、本作のメガホンを取ったエドモンド・ヨウ監督が「Parallax」と映画のコラボレーションミュージックビデオを特別に制作。「Parallax」は、和訳すると“視差”(=ものを観察する場合に、見る場所や見る条件によって見え方に差ができること)という意味であることから、本映像は、主人公・さつきの一人称で描かれる映画とはまた違った角度、突如帰らぬ人となってしまうさつきの恋人・等(宮沢)目線で物語を捉えている。冒頭、夜明け前の薄暗い川の水面に横たわる等が映し出され、「等はいつも、小さな鈴を肌⾝離さず持ち歩いていた。それは、彼のそばを最後まで離れない運命となった──。」というさつきの台詞、そして「Parallax」が静かに語りかけるように流れ出す。本作のキーアイテムである“鈴”は、さつきと等の出会いを導くもので、イヤリングにつけていた鈴を失くして探すさつきと、その鈴をたまたま見つけた等が、長い橋の下に広がる河原で出会う場面を神秘的に映し出す。恋人関係になるさつきと等は穏やかで幸せな日々を過ごしていくが、その後に続くさつきと等の表情にフィーチャーした掛け合いの演出、そして「Parallax」の『あなたから隠れて 黙って戦っていたこと』という歌詞が、「(さつきと等が)お互い何か秘密にしていることがあるのではないか」そう暗示させるようで、物語の違った側面を幻想的に表現している。等を演じた宮沢も「比較的物静かで感情を大きく表に出すような人ではないのかな」と、等の人物像を捉えており、ふとした表情や目線が、心の内に秘めたる何かを示唆しているようだ。惜しくも本編からカットされてしまったシーンも使用されており、作品に散りばめられた主人公・さつき(小松)や等(宮沢)らの心情の機微に触れるようで、観賞後にもまた違う角度から楽しめる映像となっている。

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#小松菜奈 #宮沢氷魚 #ムーンライトシャドウ

(C)2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

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