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錦織圭【ジャパンOP1回戦】チリッチとフルセット激闘制す 出だしからちゃめっ気、英語のスピーチ求められ「英語話す人、見当たらないけど…」【インデックス付き】



「男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン」(26日、有明テニスの森公園)
 シングルス1回戦が行われ、6年ぶりの出場となった元世界ランク4位で現200位の錦織圭(34)=ユニクロ=は、元3位で現212位のマリン・チリッチ(35)=クロアチア=を6-4、3-6、6-3で撃破した。試合時間2時間を超えるフルセットの激闘だった。

 鬼気迫る表情も見せた試合とは別人のように、会見は錦織らしいやりとりからスタートした。ワールドツアーの大会なため、司会者から日本に戻り多くのファンの前でプレーしたことについて英語で答えるように求められると、軽く会見場を見渡して「英語話す人、見当たらないけど(I don’
t see any English peoole)」と返して、笑いを誘った。

 この試合で錦織を支えていたのが、安定したサーブだった。ファーストサーブが70%入り、「なかなか(復帰後)今までにはなかったので。サーブはめちゃくちゃ良くて、そのおかげでキープも簡単にできるゲームも多かった。自分も驚いていたくらい(よかった)。昨日のダブルスからよかったが、先週から(サーブを)変えてきたのが良くなってきているかなと思う」と、テイクバックを短めにしているというフォームに手応えを感じている様子だった。

 相手のチリッチは2014年の全米オープン決勝で敗れた相手。年齢も近く、大きな負傷でランキングを下げたという点も似ている。「不思議な感じ、長い付き合いの選手と試合をやるのは。最近は若い選手が増えてきて、復帰してからも知らない選手とやることが多かったが、こうやって年齢を重ねても頑張っている相手と戦えるのは意味のあること。プラス、(それを満員の)お客さんの前で試合できるのは気持ちよかった」と語った。

 相手について「変わっているところはあまりないかな。ただ、思ったより復帰してレベルを上げるのは早い。なかなかこれだけのスピードでツアー優勝できる人は少ないので、そこでの尊敬はある。プレーの速さ、球の速さと、今の若い選手にはないものがあるので。全然まだまだ上に行けるんだろうなというのは対峙(たいじ)していて感じた」と敬意も表していた。

 「徐々についてくると思う。こういう試合を勝てたり、出だしに攻められなかったのも、たぶんまだいい試合を積めてないし、打てるかな、入るかなというのがあるので。まだ思い切り打ててない部分が若干ある。そこが試合を重ねていくしか今はないかなと思う。ここ何日間か、結構いい練習ができて上がってきているのもある。こういう試合を増やしていきたい」と今後についても語った。

【インデックス】
0:00 英語で話す?日本語で話す?
0:20 試合を振り返って
1:16 サーブが安定していたのでは
2:28 チリッチからインスピレーションを受けることも多いですか
3:53 コーチと話していたことは
5:12 チリッチに変化を感じた?
6:19 耐えて耐えてチャンスをものに。第1セットの流れをどう感じた
7:42 サーブで変えた点とは
8:25 今日の試合から得た自信、今後への抱負は

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