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“ドコモ口座不正”みずほ銀行でも複数の被害が・・・(2020年9月17日)

「ドコモ口座」など電子決済サービスを通じて預金の不正な引き出しが相次いでいる問題で、みずほ銀行でも複数の被害が出ていたことが分かりました。メガバンクで被害が確認されたのは初めてです。

 あなたも銀行口座から勝手に預金が引き出されているかもしれません。ゆうちょ銀行は16日、ドコモ口座の他に「PayPay」など他の決済サービスでも被害が確認されたことを明らかにしました。
 そんななか、「みずほ銀行」でも複数の被害が出ていたことが分かりました。被害は去年の春ごろとみられ、メガバンクで確認されたのは初めてです。ITジャーナリストの三上さんは・・・。
 ITジャーナリスト・三上洋氏:「みずほ銀行での被害は(第三者に)一つの要素が見られてしまったという、うっかりミスにも近いような問題」
 みずほ銀行では預金口座と決済サービスを連携するには暗証番号などのほか、通帳に記載された最終残高で本人確認するという「二段階認証」を行い、セキュリティー対策を強化していました。ところが当時、インターネット上などで最終残高が分かってしまう抜け穴があったため被害が出たということです。みずほ銀行は被害者には全額を補償したうえでシステムを改修していて、ここ1年間で同様の被害は起きていないとしています。
 一方、これまで被害のあった、ゆうちょ銀行や多くの地方銀行は二段階認証を行っていませんでした。
 ITジャーナリスト・三上洋氏:「ゆうちょ銀行をはじめとする一連の事件では、そもそも、本人確認が甘いという根本的な問題があります」
 一連の不正引き出し問題・・・。犯人にたどり着けるのでしょうか。
 ITジャーナリスト・三上洋氏:「電子決済にアクセスしたIPアドレス、モノを買って換金するお店での売買、痕跡がいくつもあるので捜査するだけの証拠はかなりあるはず」
 しかし、三上氏によりますと、これまで電子決済などの不正利用の事件は末端の人物しか捕まっていないことが多いということです。
 ITジャーナリスト・三上洋氏:「守りようがないのが今回の事件の特徴。
[テレ朝news]