日本代表MFの鎌田大地(24)=フランクフルト=がトップ下に専念し、不動のレギュラーとして君臨するMF南野拓実にガチンコ勝負を挑む。昨年の代表デビュー後は主に1トップで起用されたが、カメルーン戦(9.
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日本代表MFの鎌田大地(24)=フランクフルト=がトップ下に専念し、不動のレギュラーとして君臨するMF南野拓実にガチンコ勝負を挑む。昨年の代表デビュー後は主に1トップで起用されたが、カメルーン戦(9.
◆サッカー国際親善試合 日本―カメルーン(9日、オランダ・ユトレヒト) 日本代表MFの(24)=フランクフルト=がトップ下に専念し、不動のレギュラーとして君臨するMF南野拓実にガチンコ勝負を挑む。昨年の代表デビュー後は主に1トップで起用されたが、カメルーン戦(9日)に向けた7日のオンライン取材で「ストライカーみたいに点が取れるタイプじゃない」と分析。選手登録も昨年のFWからMFに変更され、クラブでの定位置でチャンスメイクを狙う。 画面越しの淡々とした語り口に、鎌田の揺るぎない意思が感じられた。 「僕自身は2列目もできるし、ボランチから前はそつなくこなせる。1トップは僕の中では難しいし、自分では想像がつかない。ストライカーみたいに得点が取れるタイプじゃないし、ストライカーの要素はあまり持てていない」 代表では昨年3月の初招集以来、出場した全4試合で1トップで起用され、FW大迫勇也不在時のオプションとして期待も集めたが、本人の思いは違った。シントトロイデン(ベルギー)時代の18―19年に12得点したイメージが強いが、ボールに絡む機会が多い2列目が本職と冷静に分析。クラブで主戦場とするトップ下で勝負する覚悟だ。 1トップでプレーして消化不良に終わった試合がある。昨年10月、カタールW杯アジア2次予選の敵地・タジキスタン戦(3〇0)。鎌田は前半に決定的な仕事ができず、ボールロストからピンチを招くなど散々だった。0―0のハーフタイムに、南野と入れ替わってトップ下になると一転、中盤でボールをさばいて2得点に絡む活躍を見せた。 18年9月の森保ジャパンの発足以来、トップ下を担う南野は今季、リバプールで先発出場の機会を得ていない。一方で鎌田は、開幕からリーグ3試合連続で先発して1得点2アシストと対照的。「ドイツでは欧州やアフリカの選手ともプレーしている。しっかり成長を見せたい」。トップ下争いに風穴を開けるには十分な実績だ。 代表経験は浅いが「(22年)カタールW杯を目指してる。フランクフルトで結果を残し続けて、将来的にもっと上のクラブに行くことで代表やカタールは近い存在になる」。その言葉に、ただならぬ風格を漂わせた。(星野 浩司) .
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