ハチドリの家のスタッフルームでは、株の大暴落で桃子(名取裕子)や多喜(山崎静代)が頭を抱えていた。さくら(真矢ミキ)は雪乃(新川優愛)にハチドリの家の運営事情を話す。傷ついた子どもたちが避難する居場所を提供するため、桃子先生が私財を投げうって運営していること、そして株の儲けでその費用を補填していること…。「経済的にも精神的にも豊かじゃなきゃ子どもたちに優しい心で接することはできない」と話すさくらもまた、競馬に熱中しているのだった。
ある日、ホーム長の多喜(山崎静代)に連れられて、入居中の片桐隼人(遠藤健慎)が待望の就職先へ面接に行くことに。少年院上がりでも住み込みで働かせてくれる会社だが、隼人は早速、社員に茶化されてしまい…。
ハチドリの家に帰ってきた隼人は、抑えきれない感情を爆発させ、徳納朝子(倉島颯良)や高野みどり(hibiki)に当たり散らした上、多喜を殴る勢いに…。悔しい思いをしている隼人を多喜は自分なりのやり方で支える。
そんな折、自分の意思でハチドリの家を出て行った梨花(永瀬莉子)を、父・利晴(東根作寿英)から再び引き離そうと家の前で待ち伏せしていた雪乃は、彼女の腕に包帯が巻かれているのを見つけ、虐待に違いないとさくらに訴える。ハチドリを出てもなお、梨花の父に敵対心むき出しの雪乃…気がかりだったさくらは動き出す。さくらは、梨花に親子丼を出した時に見せた反応が引っかかり、梨花と両親との思い出を紐解いていく。
さらにさくらは、梨花の母親で経済学教授の峰尾靖子(長谷川真弓)にも会いに行く。靖子から聞いた利晴の印象では、とても教育虐待をする人柄とは思えない。そして靖子も何かを断ち切るように梨花らと距離を置いていた。と、突然雪乃の携帯に梨花から連絡が入り……。
すれ違う親と子。再び家という丼の中で一つになる日はやって来るのか…!?
限られた時間の中で子ども達と向き合うスタッフ、そして、さくらさんが奔走する!
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