バンカーで苦戦の渋野日向子で思い出したレジェンド
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コロナ禍に揺れた2020年のゴルフの国内女子ツアーは「JLPGAツアー選手権リコー杯」で年内の日程を終えた。約4カ月遅れの開幕となった6月の「アース・モンダミン杯」から11月最終週の「リコー杯」まで14試合。8月からの2カ月間の海外遠征で6試合の出場にとどまった渋野日向子(22)=サントリー=は「リコー杯」の3位が最高だった。
「リコー杯」の4日間で渋野はグリーンサイドのバンカーに5度つかまり、サンドセーブ率(グリーンサイドのバンカーに入ってから2打かそれより少ない打数でカップインする率)は0%。優勝した原英莉花(21)=日本通運=とは4打差だったのだから、5度のバンカーショットをパーもしくはバーディーにつなげていれば、優勝したことになる。
“たられば”は実に意味のないことだが、バンカーに苦戦する渋野を見ていて思い出したことがある。2010年「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」の会場だったグランデージGC(奈良)で、当時日本女子プロゴルフ協会会長の樋口久子プロとラウンドする機会に恵まれた。
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