構成変更しノーミス 坂本「自信になった」 NHK杯女子
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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯女子ショートプログラム(SP)は18年平昌五輪代表の坂本花織(シスメックス)が三つのジャンプを全て成功させ75・60点で首位発進した。
演技を終えた坂本から、渾身(こんしん)のガッツポーズが飛び出した。大きなミスなく滑り切り、興奮冷めやらぬ表情を浮かべた。自己ベストの76・95点に迫る75・60点をマークし首位発進。「形の上ではノーミスできたので、ほっとした」と、満面の笑みで振り返った。
ジャンプの構成を大きく変えた。これまで演技前半に入れていたフリップ-トーループの連続3回転を、基礎点が1・1倍になる後半に移した。単発の3回転は従来のループから高得点のルッツに変更。「SPで5年ぶりくらい」に組み込んだ中、GOE(出来栄え点)で2・01の加点を引き出した。すべてのジャンプをきれいに決めてみせた。
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