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【速報ニュース】【エリザベス女王杯】「良馬場」「先行有利の条件」で連敗に終止符を 阪神開催が味方する馬とは?

11月15日(日)に阪神競馬場でエリザベス女王杯が行われる。昨年の覇者ラッキーライラックや札幌記念を制したノームコア、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユー、秋華賞から巻き返しに燃える3歳馬が多く参戦した。牡馬を蹴散らしてきた5歳馬が力を見せるのか、あるいは若い馬が世代交代を告げるのか。データを参照しながら買える馬を探っていく。

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まずは阪神にコースが変わることで、京都の時と比べて傾向に差異が生まれるのかを調べる。今週は雨の予報がないため、過去10年の京都・阪神両コースの芝2200m、良馬場という条件での脚質別成績を比較した。

後方から(4角10番手以下)で比べると、京都では【6-12-15-438】で勝率1.3%、阪神では【5-8-14-283】で勝率1.6%と、末脚だけの勝負でなかなか届かない点は共通している。

一方、逃げ馬(4角先頭)の成績が京都では【15-16-6-92】で勝率11.6%、連対率24.0%、複勝率28.7%に対し、阪神では【14-13-8-51】で勝率16.3%、連対率31.4%、複勝率40.7%。阪神の方が成績がいい。

京都は3コーナー過ぎの急な下り坂で一気にペースが上がり、かつ外回りで直線が長いため逃げ馬は粘りきれない事が多くなる。対して、阪神はスタート直後の坂を上った後は、平坦か緩やかな下り坂となっていて、かつ内回りで直線が短い。そのため京都のように急激にペースが上がることが少ない。

先行争いさえ制してしまえば逃げ馬にとっては楽なペースになりやすい。これが成績アップの要因となっているようだ。

今回のエリザベス女王杯の出馬表を見ると、確たる逃げ馬がおらずスローペースに落ち着く可能性が高い。その上、今週は阪神が2週目と開催日数も経っていないので、傷みの少ないきれいな馬場での開催が見込めるだろう。先行してしぶとく粘れるタイプの馬を探したい。