DRAMA

原作と大違い!『恋する母たち』最終回が物議「不倫を肯定」「ありえん!」

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

12月18日、女優の木村佳乃主演のドラマ『恋する母たち』(TBS系)の第9話・最終回が放送された。初回に世帯平均視聴率10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録して以降、一桁が続いたが、この最終回では同10.3%と、二桁に乗せフィニッシュ。しかし、原作とは違ったラストに視聴者から驚きの声が上がったようだ。

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ドラマの原作は、漫画家・柴門ふみ氏による同名の人気作品。主人公・石渡杏(木村)は、旅行代理店で働く夫と1人息子の3人で何不自由ない生活を送っていたが、ある日突然、夫が女と駆け落ちして失踪し、生活が一変。その後、息子をシングルマザーとして育て、有名進学高校に入学させたという役どころだ。杏は、家庭がうまくいっていない2人のワケあり妻、蒲原まり(仲里依紗)、林優子(吉田羊)に出会って…というストーリー。

最終回で杏は、夫が駆け落ちした女の元夫・斉木(小泉孝太郎)と再婚するも、性格の不一致から離婚することに。しかし夫婦というかたちではなく、人生を共にする〝パートナー〟というかたちで、一緒に仕事をしていくことになった。

まりは、夫と離婚して不倫相手の今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)と再婚。仕事もうまくいって、完璧な新生活を謳歌することに。そして優子は、不倫相手で後輩の赤坂(磯村勇斗)と同棲を始める。優子は夫と離婚して独身になったものの、赤坂とはあえて結婚せず、一緒に暮らすパートナーという道を選んでいた。

不倫でハッピーエンドは史上初!?

このように3組すべてが幸せな結末を迎えたのだが、原作の最終回はまるで違う。まりや優子は不倫相手と結ばれておらず、どちらかというとバッドエンドな結末だ。

ドラマでは原作を変えてスッキリしたハッピーエンドにしたことに、ネット上では、

《不倫するドラマで最終的にハッピーエンドなの初めて見たかも…不倫を肯定することになるからバッドエンドが当たり前かと思ってた》

《不倫ドラマがハッピーエンドで終わるのなんか複雑な気持ち》

《不倫の内容のドラマ嫌い。 しかもハッピーエンドなんてありえん。 不倫を肯定するなんてありえん》

《原作通りの結末だったらこんなにスッキリした気分で寝れないから無理矢理でもハッピーエンドで気持ちよく終わってよかった!》

《不倫がうまくいくドラマ初めて見たけどハッピーエンドで面白かった》

《恋する母たち、、このご時世に不倫でハッピーエンドするんだ笑》

など、賛否それぞれの感想が上がっていた。

これも多様性を認める社会の流れなのだろうか…。