15~18歳が対象の第3回冬季ユース五輪は12日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位の16歳・鍵山優真(星槎国際高横浜)が166.41点、合計239.17点で逆転優勝を飾り、金メダルを獲得した。得点表示の瞬間は可愛らしく歓喜を爆発させた16歳。海外メディアは「ローザンヌに大きな爪痕を残した」と絶賛。
鍵山について「氷上のプリンス」と命名し、「日本のカギヤマがユース五輪の男子フィギュアで見事な滑りを見せつけ、SPで7点差あったアンドレイ・モザレフを追いついて優勝」「カギヤマはローザンヌ・スケーティング・アリーナで金メダルを獲得し、大きな爪痕を残した」などと紹介した。
演技内容についても「彼は4回転トウループを披露し、序盤に高得点を手に入れた。トウループは彼にとってのお気に入りのジャンプのようだ」と紹介した上で「おまけにカギヤマは3回転アクセルも跳んだ」と演技後半まで奮闘し続けた16歳の躍動ぶりに拍手を送っていた。
日本フィギュア界で羽生結弦、宇野昌磨に続く存在として、期待される16歳。今季は全日本選手権でも3位表彰台に上るなど、地力を見せていた。国際舞台のタイトルを励みにさらなる飛躍に期待したい。
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