テニス錦織圭 全豪オープンへ意気込み コロナで精神的に消耗も | NHKニュース

テニス錦織圭 全豪オープンへ意気込み コロナで精神的に消耗も | NHKニュース
テニスの錦織圭選手が、8日に開幕する全豪オープンを前にNHKの取材に応じ「大会でなるべく多くの試合をこなしたい」と意気込みを示しました。また、オーストラリア入りしたあと、2週間余り外で練習できないなど新型コロナウイルスの影響を受けたことについては「精神的に消耗する」と話しました。 続きを読む テニスの全豪オープンは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて先月予定されていた開幕を今月8日にずらして準備が進められています。大会を前に錦織選手は5日、NHKの取材に応じ「シーズン最初の四大大会で大事な大会になると思うので、なるべくたくさん試合をしてたくさんボールを打ちたい」と意気込みを示しました。錦織選手は、去年9月に右肩を痛めるなど万全な形でプレーができない状態が続いていて、「若手が成長してきているが、自分のプレーと自信をなるべく早く取り戻し、少しでも早くトップ10に戻りたい」と話していました。今回、錦織選手は先月中旬に全豪オープンの前哨戦となる男子の国別対抗戦に出場するため現地入りしましたが、この際、飛行機の同乗者が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したため、2週間の隔離期間中に外での練習を禁止され難しい調整を強いられていました。さらに、4日には滞在していたホテルのスタッフが陽性反応を示したことから再び、ホテルで待機が必要になりました。検査の結果、錦織選手は陰性でしたが、大会を前に十分な練習ができない状況が続いていることについては「つらくはないが精神的に消耗する。アンラッキーが続く遠征となり、アメリカで練習していればよかったかなと思うこともある」とこぼす場面もありました。入国した選手に対し徹底した隔離や検査態勢を敷いている大会主催者やオーストラリア国内の対応については、「オーストラリアの感染対策は100点だと思うが、ほかの四大大会でも同様に実施するのは難しい点もある」としています。去年8月に錦織選手自身も新型コロナウイルスに感染した経験から、世界各地で行われるテニスのツアー大会については「転戦することが正しいことか、正直分からない。僕たちがウイルスを広めている可能性もある。ただこういう形でも大会を開催してくれているので試合を見たいと言ってくれているファンのため、もちろん自分のためにもプレーしたい」と話しています。
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