21日も、全国的に気温が上昇したため、緊急事態宣言中にもかかわらず、各地で人出が大幅に増加しました。
一方、21日の東京都の新規感染者は、272人でした。
15日連続で500人を下回ったものの、これまで都が感染抑制のための目安としてきた、毎週約3割減というペースが、今週は1割程度の減少にとどまっています。
ここにきて鈍くなった減少ペースに、“下げ止まり”を指摘する声も聞こえてきます。
■夜の渋谷には多くの若者の姿
21日の渋谷には、夜8時を過ぎても、まだ多くの若者の姿がありました。
外でお酒を飲んでいた20代女性は、「飲食店がやってないので」「(感染者が)減ってきたから、絶対(外出が)ダメとは思ってない」と話していました。
■小池知事は“危機感”あらわ
こうした状況に、東京都の小池百合子知事は“危機感”をあらわにします。
小池知事は「ここは、今まだ赤信号がともっているんです。前からビートたけしさんがですね、『赤信号、皆で渡れば怖くない』という名文句を残していますが、今、赤信号、皆で渡るとさらに不便な日々が続くだけなんです。ですから、ここは渡らないように。皆さんの日々の行動、改めて基本に戻って頂きたいと思います」と話しました。
[テレ朝news]