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国内ワクチン接種で初のアナフィラキシー疑い報告(2021年3月6日)

5日に新型コロナウイルスのワクチンを接種した30代の医療従事者の女性にアナフィラキシーとみられる強いアレルギーの症状が出たことが分かりました。

 厚生労働省によりますと、女性は5日、勤務先の医療機関でファイザー社のワクチンを接種しましたが、接種から5分以内にせきが出始めて、その後、呼吸が早くなったり、まぶたが腫れて全身がかゆくなったりするなどの症状が出たということです。

 女性を診察した医師はワクチンの副反応として強いアレルギー症状であるアナフィラキシーが出た疑いがあるとして厚労省の審査機関に報告しました。

 薬を投与してすでに症状は回復しているということです。

 女性には元々、ぜんそくなどの基礎疾患がありました。

 国内でコロナワクチンの接種が始まってから、アナフィラキシーとして報告された事例は初めてです。

 厚労省は今後、専門家らを集めワクチン接種との因果関係や、安全性を評価するとしています。
[テレ朝news]