そのバイクは、彼女の日常を輝かせる。
《ホンダ・スーパーカブ 総生産1億台記念小説》
【スーパーカブ】
著/トネ・コーケン
イラスト/博
▼STORY
山梨の高校に通う女の子、小熊。
両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、中古のスーパーカブを手に入れる。
初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことでちょっと冒険をした気分。
仄かな変化に満足する小熊だが、同級生の礼子に話しかけられて――「わたしもバイクで通学してるんだ。見る?」
一台のスーパーカブが彼女の世界を小さく輝かせる。
ひとりぼっちの女の子と世界で最も優れたバイクが紡ぐ、日常と友情。
【第2巻】
両親も友達も趣味もない、何もない日々を過ごしていた小熊が、スーパーカブを買って数ヶ月。
季節は変わり、南アルプスの麓に吹く風は日に日に冷たくなっていく。
かじかむ指。かかりにくくなるエンジン。肺が凍りつく向かい風。雪の積もった道路――同じくバイク乗りの礼子と共に、試練の季節へ挑む小熊。
カブとの出会いで少しずつ変わる彼女のことが、同級生の恵庭椎は気になっていて……。
少女たちとバイクの、厳しく楽しい冬が始まる。
▼「スーパーカブ」特設サイト
http://sneakerbunko.jp/series/SuperCub/index.php
▼「スーパーカブ」試し読み
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880317669
▼角川スニーカー文庫公式サイト
http://sneakerbunko.jp/