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ニュース – 和田アキ子、東京五輪開会式での容姿侮辱問題に「私なんか、どれだけ言われていたか…」

歌手・和田アキ子が20日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜・午前11時)に生出演した。
番組では、パラリンピックの開閉会式を巡り、クリエイティブディレクターの佐々木宏氏がタレントの渡辺直美の容姿を侮辱したようにとられる演出を提案し辞任したことを報じた。
今回の問題は17日に「文春オンライン」が報じて明るみに出た。「文春」によると、佐々木氏は昨春、渡辺を豚に例え、「オリンピック」と「ピッグ(豚)」を掛け合わせた「オリンピッグ」というキャラクターを提案したが、演出チーム内から不適切として一蹴されたという。
報道を受け、佐々木氏は17日深夜に電話で大会組織委員会の橋本聖子会長に辞意を伝えた。さらに18日未明に謝罪文を公表。「オリンピッグ」の演出アイデアを関係者のLINEグループに書き込んだと認め「調子に乗って出したアイデア。渡辺さんに対する大変な侮辱となる発案、発言。取り返しのつかないこと。心からおわび申し上げます。猛反省し、生まれ変わりたい」などと謝罪、撤回した。
当初は慰留の考えもあった橋本会長だったが、18日に記者会見し「ご本人の(辞意の)思いが非常に強いと感じたので、受け入れる決意をした」と、正式に辞任に至った経緯を説明した。
今回の問題に和田は、佐々木氏がグループLINEでの提案が「一年前に普通に企画の内容でしょ」とした。その上で「佐々木さんを擁護してませんよ」と前置きし、佐々木氏がLINE上での他の委員とのやりとりの中で「打ち合わせしてて、すぐにたしなめられたっていうんです。謝って済んでいることなのに、なんで今出てくるんですか?」と疑問を投げかけた。
さらに番組では、渡辺が所属の吉本興業を通じて「最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております」などと発表したコメントを紹介した。
このコメントを絶賛した和田は、見た目を揶揄されることに「私なんか、どれだけ言われてきたか、本当に」と明かした。その上で「小さいころから私は学校でもいじめられてきました。でも、大きいからしょうがないと思って、芸能界入ったら大きいことを武器にしようってやってきました」と打ち明け「だから勘違いしたら困るけど渡辺直美も分かってやっている。ビヨンセのモノマネするのもお腹プルプルのを震わせるのも面白くて、でもキレキレの踊りするわけですから。何が自分で受けるってわかっている」と指摘し、今、こうしたLINEが表に出ることへの疑問を繰り返し投げかけていた。
その上で「この件で下手なことみんなとしゃべれないな」と明かし、再び今回の問題に「人のことを言うの、1年たってからいうのやめようよ、オリンピックやるなら楽しくやろうよ」と呼びかけていた。