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紀平梨花選手 SP2位で好発進 舞台裏を“独占”驚異の身体能力 「全てのジャンプまだ伸ばせる」

#世界フィギュアスケート選手権2021
フィギュアスケートの世界選手権、女子ショートプログラムで2位と好スタートを切った紀平梨花選手(18)。

その激闘の裏側、中継には入らなかったシーンをカメラがとらえていた。

決戦当日、会場入りした紀平選手。
コロナ対策として、手指の消毒をしっかりとしてから、ウオーミングアップエリアへと向かう。

自らマッサージ器を使い、体をほぐしていくと、演技開始時間に合わせ、ウオーミングアップを進めていく。

そして演技直前、さぞかし緊張しているかと思いきや、この笑顔。

全日本女王の世界一を目指す戦いが始まった。

まずは冒頭、大技のトリプルアクセル。
きれいに決まったかに見えたが、わずかな回転不足があったと判定され、出来栄え点が伸びない。

さらに続く連続3回転のコンビネーションジャンプでも、わずかな回転不足の判定。
出来栄え点で減点されてしまった。

そして、ジャンプの得点が1.1倍になる演技後半。

最後のジャンプのトリプルルッツ。
今度は文句なしの成功だった。

出来栄え点でも、大きな加点がついた。

持ち前の身体能力を生かした片手側転。

スピンやステップは、すべて最高難度の「レベル4」を獲得。

トップのシェルバコワ選手とは1.92差の2位と、好スタートを切った。

そして、試合後のインタビューも、いつもとは違っていた。

コロナ対策として、各ブースに分かれ、リモートシステムを使い実施していた。

(きょうのショートプログラムを振り返って?)

紀平選手「とりあえず、3つのジャンプが、一応ちゃんと降りることができたので、そこはすごくよかったと思うんですけど、すべてのジャンプもまだまだ伸ばせるようなジャンプでしたし、フリーに向けて、もっともっといい演技を目指していきたいと思います」

逆転優勝へ向け、フリーでは大技の4回転サルコウを予定している。

現地入りしてからも、公式練習で成功しており、期待が高まる。

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