NEWS

東京“まん延防止”要請 大阪は“緊急事態”レベル(2021年4月8日)

新型コロナウイルスについて東京では8日に545人の新規陽性者が確認され、2日連続で500人を上回っています。東京都の小池知事はこうした状況を受け、「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請しました。

 お昼すぎまで青空が広がった東京。ただ、雲行きは徐々に怪しくなってきました。

 8日に行われたモニタリング会議。先週と比べて新規陽性者数は50人ほど増え、徐々に数字は上がってきています。

 東京都は、まん延防止等重点措置の要請を行いました。関係者によりますと、対象地域は23区と多摩地域の一部を想定しているということです。

 政府は東京都などの適用について、9日に決定する方向で調整しています。

 ただ、今回は1都3県“別々の道”を行く可能性もあります。

 事実上の“緊急事態宣言”なのでしょうか。7日に過去最多を更新し、約1カ月ぶりに赤信号がともった大阪府。緊急事態宣言も検討すべきという声は日に日に高まっています。

 大阪府では先月1日から緊急事態宣言を解除。今月5日に「まん延防止措置」が適用されました。

 日本感染症学会・舘田一博理事長:「やっぱり大阪は遅かった。まん延防止等重点措置のレベルではなく、今は緊急事態宣言のレベル」

 日本医師会・釜萢敏常任理事:「最後のチャンスは3月14日か18日の週ですよ。そこでやっていれば、もっと効果があったのかもしれない。『和歌山』とか『奈良』とか、かなり増えているからね」

 その奈良県でも動きがありました。

 県庁でのクラスターも起き、3日連続で過去最多を更新している奈良県。奈良市長は、まん延防止措置の適用を求めていましたが、奈良県は8日に対策会議を開きました。

 その奈良県内の飲食店からこんな声も上がっています。

 奈良県・飲食生活衛生同業組合・増井義久理事長:「奈良県でまん延防止のため対策として、時短をしてもらえないかという要望書を出させてもらいました」

 まだ、飲食店の時短要請が行われていない奈良県。実は7日に飲食店組合の方から時短要請をしてほしいと県に“逆時短要請”を行っていました。

 チャイナダイニング飛天・灰藤茂祐主任:「スタッフとしては『まん延防止措置』もできるだけしてもらってという気持ちはある。
[テレ朝news]