羽生結弦「感謝」の舞でシーズン終了 「応援しているのではなく応援されている」
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◇フィギュアスケート世界国別対抗戦エキシビション(2021年4月18日 丸善インテックアリーナ大阪)
フィギュアスケート世界国別対抗戦エキシビションが18日、丸善インテックアリーナ大阪で行われた。男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(26=ANA)は東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を舞い、今季の最終戦を終えた。約10分のオンライン取材では3分35秒の時間を使い、10年の節目を迎えた震災とコロナ禍を重ねた今シーズンを振り返った。
「僕が世界選手権で初めて3位になった時の年が、ちょうどもう9年も前のことになります。その時思ったことと同じようなことを10年の節目ということもあって、改めて思いました。今回、自粛期間や、試合を辞退する中でニュースや報道を見て、コロナがどれほど大変なのか、どうやって向き合っていくのか。それぞれの方がどのように苦しんでいるのか。いろんなことを考えながら過ごしていました。」
「それと付き合っていくには、できればゼロになることが一番だとは思うんですけど。それでも、進んでいかなくてはいけないですし、立ち向かっていかなくてはいけないです。ある意味、僕の4A(4回転半)じゃないですけど、挑戦しながら最大の対策を練っていく必要があるんだなということを感じていて。震災10年を迎えて、どれほど苦しいのか。どんな苦しさがあるのか。それを本当に思い出してほしいと思っている人がどれほどいるのか。思い出したくない人もいるだろう…そんなことをいろんなことを考えて。今のコロナの状況と変わらないんじゃないかなと僕は思いました。」
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