紀平梨花が不本意な結果から得た学び。「強気で、楽しく、前向きに」
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「まずは滑り切ることができてよかったです。最悪、直前に棄権することも考えていたので」
4月17日、世界フィギュアスケート国別対抗戦のフリー演技が終わった後、紀平梨花は安堵したように笑みを洩らした。
紀平は競技を挑むには厳しい体調だった。しかし、あらん限りの手を尽くした。少しも悲壮感を出さず、笑顔さえ浮かべて滑った。その雄姿に世界的スケーターとしての器量が見えたーー。
「昨日(13日)、朝から腰を痛めてしまって」
大会前日の14日、公式練習後のリモート会見に応じた紀平は、努めて明るい声で話していた
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