「6月末まで帰らない」 渋野日向子に長期転戦を決断させた米女子ツアーの“新制度”
————————————————–
この大会を終え米国ツアー転戦に入る渋野日向子。来週の海外メジャー「ANAインスピレーション」(4月1~4日)出場後のスケジュールも、徐々に明らかとなった。3アンダーで終えた「アクサレディス」初日のラウンド後、渋野日向子は「今は6月末まで(日本に)帰らない想定」ということを明言した。
その話によると、まずANAインスピレーションの2週後にハワイで行われる「ロッテ選手権」(4月14~17日)に出場。そこからシンガポールの「HSBC女子世界選手権」(4月29日~5月2日)、「ホンダLPGAタイランド」(5月6~9日)とアジア2連戦を戦っていく予定。
さらに「全米女子オープン」(6月3~6日、カリフォルニア州)まで期間が空くが、そのあいだも「帰らず練習する」と現地に滞在。“6月末”という言葉から、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(6月24~27日)までを見据えていることがうかがえる。そしてこの決断の理由には、昨年12月に米女子ツアーが発表した制度が大きく関わっている。
今季からツアーは翌年の出場権を得るために、従来の賞金ランキングではなく、CMEポイントを導入することが決まっている。米国男子ツアーのフェデックカップスポイントと同様の考え方だ。そしてその規定のなかには、ツアーメンバー外でも出場した大会のポイントの合計で40位以内に入れば、“ノンメンバー40″というカテゴリーで2022年の出場権を得ることができると記載されている。
Video: