NHK大河ドラマ『青天を衝け』のオープニング曲が聞くほどにいい曲だったので耳コピーしました。DTMで演奏しています。
曲は準ソナタ形式で、はじめベートーヴェンの田園交響曲を想起させるような、ピッコロ、フルートなどの木管楽器によって自然豊かな血洗島の森の野鳥のさえずりが表される。その中で産声を上げた栄一が、愛情を込められ育てられひとつの小舟として漕ぎ出す様子が泰然とした弦のメロディで描かれる。小川はやがて急流の大河に注ぎ、ファンファーレの如き金管がひときわ力強く天を衝くように奏でられ、荒波の大海へと鹿島立つ。そして荒波を楽しむかのように転調したと思ったら、ふと静まる人生における風裏での小休止・澱み。それから原点のチェロのメロディが再起を表し、徐々に湧き上がるホルンによるうねり、トランペットによるエネルギーの昇華のようなファンファーレ。そしてまさに青天を衝く人生の頂点を迎え、ゆっくりと再び血洗島の豊かな自然のなかで、鳥のさえずりを聞き壮大な幕を閉じていく。という一生のストーリーが見事に描かれている、と勝手に聞き取りました(^_^;)
お聞きいただけたら幸いです。
使用音源：EastWest QLSO
使用シーケンサー：Logic Pro
使用トラック数30くらい