新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本政府は専門家会議を開き、症状が重くなるリスクが高い患者の治療を優先するための基本方針作りを進めました。
会議で重症化しやすい高齢者や持病がある人の治療を優先するとともに、拡大のペースを遅らせることを目指した対策の議論が行われました。この中で、加藤厚労相は「患者が増えるスピードを遅らせるのは流行を抑える上で極めて重要。医療体制を整える準備期間でもある」と指摘しました。基本方針は、これまでに策定した新型インフルエンザ対策の基本方針を一部参考にするとみられ、25日にも政府の対策本部で決定される見通しです。
国内では24日、新たに神奈川県の相模原駅で勤務するJRグループ会社の50代の男性社員や厚生労働省の職員などが感染していたことが分かりました。