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新型コロナ“小中高が休校へ”子育て家庭に深刻影響(20/02/27)

一度、退院した人が再び「陽性」反応を示すなど、まだまだ分からないことが多い新型コロナウイルス。

 ついに、南極を除くすべての大陸に拡大した新型コロナウイルス。韓国では新たな感染者が一日で505人と急激に増え、合わせて1766人に上りました。また、26日には在韓アメリカ軍基地で20代の兵士への感染も確認されています。こうした状況から、韓国軍は3月に予定されていたアメリカ軍との軍事演習を延期に。
 一方、アメリカではトランプ大統領が国内での感染封じ込めに臨みます。ペンス副大統領を新型コロナウイルス対策チームの責任者に任命。中国以外の感染国からの入国禁止や都市部での大規模な検査も示唆しました。さらに政府は防護服などの準備に約2700憶円の緊急予算を投じる考えです。
 一方、感染が最初に確認された中国では27日、政府の専門家グループのトップから「発生源は必ずしも中国ではない」という驚きの見解が示されました。現在、中国での感染者は7万8000人以上。死者は2744人に上っています。
 そんななか、日本では27日、東京・大井競馬場の客席はガラガラ。政府によるイベント自粛の要請を受け、27日から28日まで開催するレースを無観客で行うことにし、馬券の購入も電話やインターネットのみで受け付けることに。
 さらに、安倍総理大臣が休校を要請。すでに全国の一部の学校は休校に踏み切っています。さらに、国税庁は確定申告の期間を1カ月延長し、4月16日までとすることを決めました。
 しかし、そうしたなか、26日に新たな事案が発生しました。先月に感染が確認され、その後に退院した大阪のツアーガイドの女性が再び検査で「陽性」となったのです。一度かかれば抗体ができるはずなのに、なぜ再発したのでしょうか。実は中国では同じようなケースが退院した人の14%に上っているのです。
 そして今、この「ウイルス検査」を巡り、ある議論が勃発。国会では「検査を受けたい人が受けられていない」と野党が追及を強めることに。そんななか、27日に政府はウイルス検査の保険適用を来週に目指すと述べました。さらに、神奈川県では27日に10分から30分と短時間で検査ができる「SmartAmp」と呼ばれる方法を開発したと発表。現在、研究段階で今後、実用化に向けて手続きを行います。
 検査を「受ける」「受けない」の意見があるなか、私たちはどうするべきなのでしょうか。
[テレ朝news]