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ナマハゲ題材の映画撮影開始 秋田市出身の監督は期待の新人!秋田・男鹿市 (20/01/28 19:00)



2018年ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された「男鹿のナマハゲ」が映画になる。28日から男鹿市で撮影が始まった。監督を務めるのは秋田市出身の男性。少し緊張気味でクランクインした。

 映画『泣く子はいねぇが』でメガホンを取るのは、秋田市出身の佐藤快磨さん。映画『万引き家族』を手掛けカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した是枝裕和監督も期待を寄せる新人監督だ。

 この映画では「男鹿のナマハゲ」行事を題材に迷いながら大人に成長する若者たちの姿や家族の絆を描く。

 初日の28日は関係者約70人がナマハゲにゆかりのある市内の真山神社で、撮影中の安全と映画のヒットを祈願した。

 スタートを前に佐藤監督は「かなり緊張している。あまり眠れなかった。」と緊張気味だったが「すばらしいスタッフに支えられているので、皆さんの力を借りて頑張りたい」と意気込んだ。

 撮影されたのは、上京した主人公が故郷の男鹿に帰ってくるシーン。カメラの位置を変えながら30分ほどかけて撮影した。映画の撮影は男鹿市がメインで、市民からも手厚いサポートを受けている。

 佐藤快磨監督は「男鹿の方々がいなかったらこの映画を撮れていない。恩返しできたらという思いがある。いろいろな視点で自分だからこそ撮れる映画を撮れたら。」と話した。

 映画『泣く子はいねぇが』は来年公開される予定。