東京都の小池百合子知事が、過度の疲労により、今週いっぱい公務から外れることで、新型コロナ対策への影響も心配されます。
■五輪開幕目前・・・“首長”が極めて異例
異変は、22日の日中から現れていました。
小池知事:「すみません、声がかれてまして、こんな声で恐縮です」
その後の会見でも・・・。
小池知事:「看護協会、看護ステーション協会、それぞれ参画頂いて、情報共有をするというものであります。忌憚(きたん)のない意見交換を行わせて頂きました」
午後8時からテレビ番組に出演する予定でしたが、急きょ取りやめ、都内の病院に検査入院しました。現時点では、新型コロナウイルスへの感染は確認されていないということです。
オリンピック開幕を目前に控えて、開催都市の首長が現場を離れるのは、極めて異例のことです。
■永田町から「これで都議選告示日に・・・」
思えば去年1月以来、小池知事は新型コロナの感染対策に、土日も登庁して陣頭指揮を執ってきました。
さらに、東京オリンピック・パラリンピックでも、開催や観客の問題など、頭を悩ます忙しい日々が続いていました。
また、25日に告示日を迎える都議会議員選挙を巡っては、東京オリンピックの「無観客」を主張する都民ファーストの会と、その政党の特別顧問でありながら「有観客」の開催を進める小池知事との“ズレ”が指摘されてきました。
永田町からは、「これで都議選告示日に表に出てこなくてもよくなった」との声も聞こえてきます。
しかし、都の関係者は、「都議選の雲隠れ論が出ているみたいだけど、番組出演をこんなにも、直前にドタキャンする人ではないし、実際に接して、本当に体調が悪そうだった」と話します。
今週の公務は、多羅尾副知事が代理で務めるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp