歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(39)と長男の堀越勸玄(かんげん)君(4)が3日、東京・歌舞伎座で開幕した「七月大歌舞伎」に出演し、親子で「宙乗り」を披露した。歌舞伎座によると、勸玄君の宙乗りは歌舞伎史上最年少記録となる。
宙乗りが行われたのは、夜の部の通し狂言「駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)」の2幕目。海老蔵さんは火伏せ(防火)の神、勸玄君は神の使いである白狐(びゃっこ)役で登場し、神が白狐を引き連れて都へ悪者退治に駆けつけるという場面で、海老蔵さんが「参るぞよ」と呼びかけると、勸玄君は「はーっ!」と元気よく応えていた。
その後、勸玄君は海老蔵さんの右腕に抱かれる格好で、花道から最大10メートルの高さまでゆっくりとつり上がった。宙乗りの最中、勸玄君が観客に手を振ると客席からは割れんばかりの拍手が起こり、「成田屋!」とのかけ声もかかった。
七月大歌舞伎は2017年7月3日から7月27日まで歌舞伎座にて。
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