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吉瀬美智子「あの人を殺して、私を奪いなさい」



俳優の吉瀬美智子と阿部寛が主演するラブ・サスペンス映画「死刑台のエレベーター」の完成報告記者会見が8日、都内であった。

 作品は1957年製作の、ルイ・マル監督の名作仏映画「死刑台のエレベーター」の世界初リメークだ。

 ヒロイン・芽衣子(吉瀬)は年の離れた夫を自殺に見せかけ殺害し、不倫関係にある時籐(阿部)との逃亡を企てる。計画は完全のはずだった。だが、首尾よく夫を殺して落ち合うはずの時籐は、約束の場所に現れない—。

 「あの人を殺して、私を奪いなさい。」魔性の女・芽衣子のせりふだ。深紅のミニドレス姿の吉瀬は「お仕事だから言えるせりふ。気持ちよく言わせていただきました。」と語る。「男性を翻弄(ほんろう)してみたいですよねー。そこまで思える男性がいたらステキ。そういう人と出会いたい」と笑顔を見せた。

 翻弄される男・時籐を演じた阿部は、エレベーターに閉じこめられるシーンを振り返り「閉じこめられた時、どういう精神状態になるのか、追い込まれ方を撮影の中で楽しませてもらった」語った。実際に阿部を閉じこめて、無人カメラで撮影したという。

 華があり、なおかつ現代性を併せ持つ美男・美女ということで起用された主演の2人に、玉山鉄二、北川景子、平泉成、りょう、津川雅彦、柄本明といった個性的な共演陣が絡んでいく。配給は角川映画、10月9日(土)より、全国ロードショー。

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