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映画『真木栗ノ穴』予告篇



あの場所を過ぎると 懐かしくて恐いところでした

ある日、売れない小説家、真木栗勉(まきぐりべん)のもとに書けるはずもない官能小説の依頼が舞い込む。悩む真木栗は、ひょんなことから、部屋の壁に小さな「穴」を見つける。そして穴の発見にあわせるように、隣の部屋に白い日傘をさした女が引っ越して来た。これが夢とも現実ともつかない幻想の始まりとなる。真木栗は、取り憑かれたようにその穴からのぞき見たことを小説に書き始め、知らないうちに女の虜になっていき、妖しい世界にのめり込んでいくのだった・・・。

監督は、前作『狼少女』で多くの深川フリークを生んだ深川栄洋。原作は、四谷ラウンド文学賞を受賞し、評論家に絶賛された女流作家・山本亜紀子による異色の小説「穴」。主人公の真木栗勉を演じるのは、いまや日本映画界を代表する俳優のひとり、西島秀俊。隣室に越してくる妖しい女を演じるのは『夕凪の街 桜の国』の好演が印象に残る粟田(あわた)麗(うらら)。そして、キムラ緑子、北村有起哉、松金よね子、田中哲司、利重剛らの実力派が彩りを添え、この独特な小説世界に、鮮烈さとユーモア、匂い立つエロティシズムを加えた魔可不思議な魅惑の物語をつくりあげています。

10月中旬、渋谷ユーロスペースにてロードショー!
http://www.makiguri.com/

深川栄洋監督(『狼少女』)作品 西島秀俊 粟田麗 木下あゆ美 キムラ緑子 北村有起哉 尾上寛之 田中哲司 利重剛 
脚本:小沼雄一、深川栄洋 原作:山本亜紀子 「穴」(角川ホラー文庫刊) 主題歌:椿TSUBAKIエンディングテーマ:「めぐり逢えたのは夢じゃない」 企画・制作:株式会社ベンテンエンタテインメント 配給:ビターズ・エンド