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元AKB48永尾まりや、アイドル時代「ここまでやっちゃいけないのかな」を意識



22日から映像配信サービス「dTV」で独占配信される松坂桃李主演のオリジナルドラマ「不能犯」(全4話)。立証することが不可能な犯罪でターゲットに死をもたらす宇相吹正(松坂)と、彼に翻弄される人々の運命と人間模様を描くスリラーエンターテインメント。「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作で、来年2月1日には映画版の公開を控える。今回のdTV版は、映画では描かれないエピソードをドラマ化。第1話「隠したい過去」に元AV女優役で出演、初のベッドシーンに体当たりで挑戦した元AKB48の女優・永尾まりやに聞いた。

アイドルだった頃は「ここまでやっちゃいけないのかな?」を意識
 「1年半前まではアイドルだったので、ここまでやっちゃいけないのかな?っていう“縛り”みたいなものを意識していたんです。でも卒業してからは、どこまでやるかは自分次第。だから今回は、ベッドシーンもちゃんと引き受けたいなって思ったんです」 官能的な声、ベッドが軋む音……大胆な”濡れ場”は、女優としての覚悟さえうかがえる。 「初めてだったので、緊張しました。意気込みというより、『どんなものなのか』と思って挑戦したので。グラビアでセクシーなシーンもやっているんですけど、それとはやっぱり違いましたし、撮影現場に異性がいるのも恥ずかしかった。でも、達成感はあります」 永尾演じる夏美は、大手企業の御曹司である風間(森岡豊)と婚約し幸せの絶頂にいるが、元AV女優という過去を隠している。その秘密を知った風間の後輩・矢崎(鈴之助)から脅しを受ける。もし永尾自身が、実際にそんな状況に陥ったら……。 「いやー……そうですね……」と少し考えながら、 「警察に行く……(笑)。結局そうなっちゃいますけど、まずは周りに相談しちゃうかもしれませんね。1人で抱えるには大きすぎる過去ですものね。やっぱり、人の意見を聞くのって大切だなって思います」

自分を磨いていくために、甘えを排除
 アイドルを卒業し演技の幅が広がると同時に、生活にも余裕ができたそうだ。 「スケジュールも取れるようになったので、いろんなことに挑戦できるタイミングが増えました。AKB48にいたときはとにかく忙しかった。いま思えば、『私、めちゃめちゃ働いたんじゃないのかな』って(笑)」AKB48という大きな看板に頼れなくなった反面、やり甲斐が増した部分もある。 「卒業後も前も、私的にはあまり変わっていないんです。でも今度は何をやるにしても『AKB48の……』と名乗るのではなくて、『“永尾まりや”です』って出ていかなくちゃいけない。その分、”永尾まりや”で仕事が決定したときにはめちゃくちゃ嬉しいです」 今後は、コメディーにもチャレンジしたいという。 「お笑いのライブにも行くぐらい、好きなんです。新喜劇も好きですし、人を笑わせることを何かやってみたいなって思っています」 好きな女優に、上戸彩と戸田恵梨香をあげた。 「上戸さんは、可愛いのに演技のふり幅がすごい。だから、多方面で活躍されていますよね。戸田さんは、私の想像かもしれませんけど、この役を完璧にやりたいっていう思いが伝わってくるんです。お二人とも素敵だなって思います」 自分を磨いていくために、甘えを排除していくことを心がけているのだとか。 「一人で活動をすることが多いのですが、ずっと一人だと甘える方向へ行ったりすると思うんです。だから、SNSもよく見るようにしています。AKB48のみんなの活躍をツイッターやインスタで見ると、私も頑張ろうって思えます」

 永尾は、努力型なのだろうか。 「いや、そんなことないです。努力家っていうよりも、心配性なんですよ。だから、いろいろなものをちゃんと見たくなるというか。『立ち位置に実力が見合わない』っていう状況がすごく嫌なんです。良い役をいただいても、それを演じる実力がないっていうのは嫌だから、必死になって頑張る……そんな感じです」 また一人、これからの活躍が楽しみな女優が誕生した。dTVオリジナルドラマ「不能犯」は12月22日(金)から独占配信スタート

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