戻ってきたショット、つかんだラフの感覚… 渋野日向子の日々進化
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予選ラウンドの2日間はパープレーが続いていた渋野日向子のギアが、ようやく上がってきた。5バーディ・2ボギーの「69」とスコアを3つ伸ばして、トータル3アンダーの21位タイまで浮上した。
8月の海外メジャー「AIG女子オープン」(全英女子)など海外での転戦を続け、帰国後の自主隔離期間で失った感覚を取り戻しつつある。初日は「調整不足、準備不足」とパットにショットに四苦八苦したが、2日目には「このスコアで回れたのはパットのおかげ」とまずはグリーン上の修正に成功した。
さらに3日目にはショットもよくなった。「前半ドライバーもアイアンも調子がよかった」と出だしから連続バーディを奪うなど安定感抜群のプレーを展開。後半は「力んでしまって曲げてしまった部分もあった」と、朝ほどの状態ではなかったが、上がりの9番をバーディで締めるなどパープレーにまとめた。
距離、方向性はもちろん、こんな部分にも復調を感じる。「きょうみたいに今回もかなりコンパクションとかグリーンも速いので、ランがすごく出ると思うんですけど、スピン量もちょっとずつ増えてきて、ランの計算が少なくて済む。3日目の前半にしてちょっとずつ合ってきた」。グリーンで止められるボールが、粘りのゴルフから攻めのゴルフへ転換させた。
Video: https://youtu.be/VDGwfVr4zWA