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歌舞伎『ワンピース』舞台は頂上戦争編 市川猿之助「ふさわしい分野」と意気込み



歌舞伎『ワンピース』舞台は頂上戦争編 市川猿之助「ふさわしい分野」と意気込み

スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』製作発表記者会見に出席した市川猿之助
 新橋演舞場10・11月公演スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』製作発表記者会見が28日に行われ、脚本・演出の横内謙介と演出・出演の市川猿之助が登壇。『ONE PIECE』と『スーパー歌舞伎II』の奇跡のコラボとなる本作だが、猿之助は「ワンピースを知らない人にもわかってもらう作品をつくりたい」と意気込みを語った。

 報道陣から「今回、『ワンピース』を上演するにあたって、原作を読んだか?」と問われ、「1巻目の10ページまで読んで、周りの仲間から“原作は読まないほうがいい”と言われたのでやめた」と答えた猿之助。その理由を「本当に好きな人だけで作ると、こだわりすぎて観客をおいてけぼりにしてしまう。原作についてはお隣にいらっしゃる横内先生が精通されていらっしゃるのでお任せしようと…」と説明する。

 本公演の舞台となるのは“サバイバルの海 超新星編”最後の“頂上戦争編”。このくだりが選ばれた決め手について、横内は「麦わらの一味が勢ぞろいしているところが、歌舞伎っぽくていいよねという話になった。初めて見る人にもわかりやすい話だと思う」と明かし、猿之助は「鶴屋南北の作品などでも名シーンだけをクローズアップして上演するということを歌舞伎の世界でやってきている。歌舞伎はワンピースを上演にするにはふさわしい分野だと思っている」と評した。

  『ONE PIECE』は1997年7月「週刊少年ジャンプ」34号より連載を開始し、同年12月に単行本第1巻が刊行。瞬く間に国民的人気を博し、第78巻現在、累計発行部数は3億2000万部を突破している。

 一方、三代目市川猿之助(現猿翁)によって創造された「スーパー歌舞伎」は数々の金字塔を打ち立て、演劇界に新しいジャンルを拓いた。そのスピリットを継承した四代目市川猿之助が、現代の演劇界を代表する才能たちと全く新しい舞台空間の創造を目指している。

引用元
Yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150728-00038118-crankinn-musi