女優の上白石萌音が20日、神奈川県・横浜美術館で行われた『オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち』取材会に登壇した。ピアニスト・福間洸太朗氏の伴奏にあわせて、エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴ」をフランス語で歌唱。初めてのフランス語での歌唱に「ド緊張しました」と振り返るも、やりきった表情を見せていた。
同展は、横浜美術館の開館30周年を記念して、20世紀初頭のパリの様子を楽しむことができる企画。オーギュスト・ルノワールの名画『ピアノを弾く少女たち』やクロード・モネの『アルジャントゥイユ』など、オランジュリー美術館が所蔵する絵画のうち約70点が来日している。上白石は自身初の音声ガイドを、福間氏はBGM演奏と楽曲解説を担当している。
上白石は、パリに住んでいた経験もある福間氏から本番前までフランス語の発音のアドバイスをもらったことを明かし「先ほど初めてお会いして、福間さんがお弾きになるので、緊張しました。でも開放的な空間の中で、晴れの日に歌うことができて幸せでした」と笑顔。初めて担当する音声ガイドについては「美術館に行くのが好きなので、こういう仕事はひとつの夢でした。大好きな画家さんばかりで好きな時代でもあるので、ご案内させていただけるのは念願かなったりです」と喜んだ。
福間氏は「なかなかないシチュエーションだったので私も緊張いたしました。上白石さんは良い表情をされて歌っていたので全力でサポートさせていただきました」と話し、上白石の歌唱については「恋心にあふれる若いカップルの情景が思い浮かぶようで、フランス語もバッチリでした」と称賛していた。
あす21日から来年1月13日まで開催される。
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