東京都議選（定数１２７）が２日、投開票された。小池百合子知事が代表の地域政党「都民ファーストの会」が、公明党などの知事支持勢力と合わせて過半数の６４議席を確保、都議会第１党となることが確実となった。自民党は過去最低の３８議席を下回る見通しとなった。
自民党の歴史的大敗は安倍政権に打撃で、「安倍１強」で推移してきた政局の流動化は避けられない情勢だ。安倍晋三首相は２０１８年秋の党総裁３選を前提に、憲法改正案を今年中に国会提出する意向を表明しているが、党内の異論が噴出すれば、見直しを余儀なくされる。１８年１２月の衆院議員任期満了をにらんだ解散戦略の組み立てにも影響が出そうだ。
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