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あの“スーパーボランティア”も 聖火ランナー決定(19/12/17)

東京オリンピックの聖火リレーの詳細が17日に発表されました。ボランティア活動に尽力した「あの人」も聖火ランナーに選ばれました。また、1964年の東京オリンピックで聖火ランナーを務めた男性が驚きのエピソードを明かしてくれました。

 東京オリンピック開幕まであと220日。聖火リレーのスタートまであと100日と迫るなか、聖火リレーの第1走者「グランドスタートランナー」が発表されました。選ばれたのは2011年の女子ワールドカップサッカードイツ大会で優勝し、震災直後の日本に勇気を与えたなでしこジャパン。会場には佐々木則夫元監督のほか、安藤梢選手ら3人も駆け付けました。
 さらに、これとは別に大分県内を走るランナーには、あのスーパーボランティア・尾畠春夫さんが選ばれたことも明らかになりました。聖火リレーは、来年3月26日に東日本大震災による原発事故の復旧拠点ともなった福島県のJヴィレッジをスタート。その後、約1万人が日本全国を回ります。復興五輪と位置付けられる東京オリンピック。聖火リレーは、震災から立ち上がる被災地に希望を照らす願いも込められています。例えば宮城県では、津波による被害が大きかった地域や津波被害から5年を経てオープンした南三陸町の「さんさん商店街」などを中心にリレーします。
 2016年の地震で大きな被害が出た熊本県では、益城町や復旧工事が続く熊本城の周辺などを走る予定です。
 そこに言葉はありませんが、走る姿と走る場所でその国の現在地を世界に発信する場ともなる聖火リレー。1964年の東京オリンピック開会式で聖火ランナーを務めた神奈川県横須賀市の後藤和夫さん(73)です。55年が経っても色あせることのない聖火ランナーへの思いを語りました。
 1964年の東京オリンピック聖火ランナー・後藤和夫さん:「最終日のランナーは皆、若い人で、私は高校3年生、まだ18歳だから若いですよね」「(Q.時の人ですよね?)ファンレターなんかも来ましてね、『神奈川県横須賀市 後藤和夫』だけで手紙が届いたこともありました」
 当時、大会で好成績を収めたことで聖火ランナーに選ばれた後藤さん。重いトーチを持って美しく走るための練習に励んでいたと話します。
 1964年の東京オリンピック聖火ランナー・後藤和夫さん:「私が参加した1964年というのは日本経済がまさに右肩上がり、皆、自信にあふれていました。2020年というのはだんだん人口も減っていますし、災害からの復興の願いも込めてですね、ランナーの方々にはそういう思いを持って走って頂ければ」
 と話す、当時は18歳で今は73歳の後藤さんですが・・・。
[テレ朝news]